米国投資 米国株WBA買った → 直後に急落 → 売ろうとしてたコールも急落
「米国株(配当狙い)+カバードコール」という手法
試行した投資手法は、「安定した配当が期待できる米国株をロングし、さらにカバードコールしてプレミアムも得る」というもの。なぜ米国株かというと、オプションが使えるから。安定した配当が期待できる銘柄を選ぶ必要があります。
今回私が選択した銘柄はWBA。しかし、ロングした直後に急落(実に10%以上)。売ろうとしていたコール(カバードコール)も急落したために、プレミアム収入も激減。当初の目論見は見事崩れました。
決して、この手法が悪いわけではありません。私のやり方がまずかったのです。
現物+カバードコールという手法の場合、現物を買うタイミングとコールを買うタイミングを合わせなかったのが敗因です。現物を時間外で買うと、このような罠にはまります。みなさん気をつけてください。以下、時系列で顛末を紹介します。
銘柄はWBAを選択
私の選択はWBA(ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス)なる銘柄。全米に展開する2大ドラッグストアの一角とのこと。チャートは以下のよう。(あえて19年3月末まで)
安定したチャートだと思いませんか。
これを60ドルから85ドル付近のレンジ相場と見て良いかどうかは賛否あるでしょう。でも、60ドル付近は底に見えませんか? 私にはそう見えました。
配当も2018年実績は0.44ドル。100株ロングしていれば年間の配当は176ドル(0.44x100x4) 。63ドル(3月末株価)で買ったとすれば、2.8%の利回りとなります。
私の目論見は、63ドルで買って最低1年ホールド。配当176ドルとカバードコールの利益を得るというものでした。
日本時間4/1夜 米国時間4/1昼 約定せず
WBAに関して配当履歴などを調べました。買ってもいいかな、程度の軽い気持ち。日本時間4/1夜(米国のザラ場)に指値で注文出すも何故か約定せず。後日もう少し調べてから改めようと思い、注文をキャンセル。
日本時間4/2朝 米国時間4/1夜 時間外で約定
日本時間4/2朝(米国の時間外)、通勤時にWBAを思い出し指値で注文してみたら、あっさり約定。買値は64ドル。 時間外なのでカバードコールのコールは売れず。コール売るのは夜帰宅後にしようと考え、会社へ。
記憶によれば、買値64ドルより6ドル程度上の権利行使価格70ドル付近のコールを売ってプレミアム約300ドルをとる目論見だった。(すみません。4/2オプション価格の履歴はわかりませんので記憶です。)目論見通りであれば、1年間で配当176ドル、カバードコールのプレミアム300ドルを得て、年利7.4%が得られるはずでした。(キャピタルゲイン/ロスはカウントしていない)
日本時間4/2夜 米国時間4/2昼 WBA10%以上急落
帰宅後ポジション確認すると64ドルで買ったWBAは60ドル付近をうろうろしている。この時、米国は朝の時間外。その後、市場オープンするとWBAは56ドル(約10%以上)へ急落。売ろうとしていたコールも約300ドルから約100ドルへ急落。
以上が顛末です。
何がいけなかったのか、再発防止は?
今回WBAが急落した理由は決算をうけての反応のようです。ちなみに、TradingView(無料で使えるチャート)に「E」とでるのが決算を表しています。
今回の戦略は1年以上株をホールドする戦略なので、1年のうちには色々なことがあるでしょう。しかし、買った直後に急落というのは精神的には辛い。不確定要素のある決算直前のエントリーは避けるべきでした。また、原資産+カバードコールをする場合、現資産のロングとコール売りを同時にできなかったことが痛かったです。
ということで再発防止としては、
・決算直前のエントリーは避ける。
・株のロングとコール売りは同時に行う、ゆえに時間外での取引はしない。
といったところでしょうか。
あと、精神論かもしれませんが、「買ってもいいかな」という中途半端な気持ちがよくなかったかもしれません。こういった気持ちが通勤時に(結果として時間外)発注するという行動につながったのでしょう。
みなさんも参考にしてください。