銀オプション サクソバンクでXAGUSDのオプションがイン・ザ・マネーで満期を向かえるとどうなる?
先日、読者の方からの以下のようなコメントがありました。
銀オプション投資の私のプット売りのポジションがITM(イン・ザ・マネー)となり現物に替わることに対してのコメントです。
「銀を現受けするとどうなるんですか。買ったという事は手元に銀を引き取るって事ですか。商品先物において現受けするって事は通常手元に(倉庫に)商品を引き取るって事ですが、銀オプションの現受けの仕組みがよく分からないのでよかったら教えて下さい。」
先に結論から言えば、プット売りが現物になっても銀を引き取る必要はありません。
XAGUSDというCFDのロングポジションになります。
これ以外に差金決済を選んで差額を支払ってポジションを消滅させることも選択できます。
ちなみに、ここではサクソバンクのXAGUSDでの銀オプション投資を前提としています。
原資産は銀の現物でなくXAGUSDというCFD
サクソバンクで銀オプション投資を実践する場合、売るプットオプションの原資産はXAGUSD(CFD:contract for difference)であって銀の現物ではありません。ゆえにITMでプットオプションが現物に変わるとXAGUSDのロングポジションになります。
銀の現物でないので、手元や倉庫に引き取る必要はありません。
私の記事で使った「現受け」という言葉が適切でなかったかもしれません。
ITMのプットオプションの決済方法は2通りある
サクソバンクではITM(イン・ザ・マネー)になったプットオプションの決済方法は2通りあります。銀オプションの具体的な事例で説明すると、
- XAGUSDのロングポジションを保有する(決済方法「スポット」)
- 差金決済する(決済方法「キャッシュ」)
これはポジション建てる際に選べます。途中で変更することも可能です。
私も先週の決済では満期直前にスポットからキャッシュ(差金決済)に変更しました。
1.の場合は含み損が発生しているXAGUSD(CFDポジション)のロングとなります。含み損は権利行使価格と現在株価の差分です。
2.の場合はポジションは無くなり、権利行使価格と現在株価の差分を支払って終わりです。
XAGUSDのロングポジション はCFD調達コストがかかる
XAGUSDのロングポジションにはCFD調達コストがかかります。どのくらいのコストなのか、興味あると思います。
すみません。未だXAGUSDのロングポジションを保有していないので判りません。
いずれいくつかのポジションはXAGUSDロングになると思うので、そこで見ていきたいと思います。
あと、XAGUSDは保有期限は無いはずですが、あまり長期間保有すると調達コストがバカにならなくなりそうです。この辺は、カバードコールする際のコールオプションプレミアムとのバランス見ていく必要ありそうです。
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