オプショントレードの記録

オプショントレード普及協会で学んだ手法を実践していきます

銀オプション イン・ザ・マネーの場合の資金効率は?

先回、手数料を考慮した投下資金の効率を考え、最低でも400オンスのプットを売ろうと考えました。ただし、この時の前提は、「すべてのポジションがOTMで満期を迎える」というものでした。 

 

では、ITMになった場合の手数料がどうなって、資金の効率はどうなるか、気になりませんか? 

 

結論から言うと、ITMになると余分なコストがかかるため、効率は下がります。

具体的には、400オンス前提でOTMなら94%の効率でしたが、ITMなら88%になってしまいます。勝率が50%とすれば中間の90%程度が期待できそう。

私としては400オンスで良しとしようというのが結論です。状況みながら若干増やすのかなあ、と。

 

以下詳細です。

 

<おさらい>

投下資金の効率を

 

 (プレミアムー手数料)/プレミアム

 

と定義しました。その結果が下のグラフです。(再掲)

 

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このグラフの前提は

 

「前提」

 1)1年で4回転(3ヶ月ものを4回売る)

 2)手数料はプット売りの5ドル(「オプショントレード 普及協会」の特典利用)

 3)プットはすべてOTMで終了する

 4)XAGUSDの株価は16ドル程度

 

でした。

 

<前提は甘すぎないか?>

 

甘すぎると思います。3)プットはすべてOTMで終了する、というところです。

サクソバンクでは、ITMで満期をむかえXAGUSDに変わる際に10ドルの手数料がとられてしまいます。

ポジションのいくつかはITMで終わるでしょう。この10ドルも考慮に入れる必要がありそうです。

 

<最も手数料がかさむパターンは?>

 

1回転あたりの手数料が最もかさむのは、プット売る→ITMで満期、同時にカバードコール→次の回でコールがITMでポジション消滅、以下繰り返しというパターンでしょう。この場合、2回転の間に必要な手数料は20ドル。すなわち、1回転あたり10ドルになります。

バードコールの状態が続く場合は、1回転あたりの手数料は5ドルに近づいて行きます。以下のよう。

 

  2回転目でカバードコール終了   10ドル/1回転

  3回転目でカバードコール終了   8.3ドル/1回転

  4回転目でカバードコール終了   7.5ドル/1回転

          ・・・

 

といった感じ。

 

<実際どうなる?>

 

2回転目でカバードコール終了パターンでどうなるか、プレミアムが0.21(2019年2月、現価格より0.5ドル安い権利行使価格3ヶ月もの)とすると、

 

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青が5ドル/1回転、緑が10ドル/1回転。

随分効率おちてしまいました。

私のポジション400オンスでは94%が88%まで下がっています。

500オンスでやっと90%です。

 

これは最も悲観的(手数料という意味で)なシミュレーションなので、94%と88%の中間くらいが手数料の期待値になっているということでしょう。こう考えれば、400オンスなら平均して90%程度の効率ではないか、まあ良しとすべき、間違っていなかったと言えると思います。 最低でも400オンス、状況に応じてプラスアルファといった感じでやっていきたいと思います。

 

<追伸>

上記のグラフは手数料が5ドル/1回転と10ドル/1回転の差を表したものです。この差は、ITMの時の「オプショントレード普及協会」の特典利用での手数料と 通常の手数料の差を表しているグラフでもあります。この特典は結構大きと思いませんか? 特に資金が限られている個人投資家にとっては大きな差だと思います。

 

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